【宇宙開発】新しい「トイレ」宇宙へ旅立つ!
NASA公式サイトは10月3日、新しい「トイレ」が国際宇宙ステーション(以下:ISS)へ向かっていると伝えました。
新しい「トイレ」その名は「UWMS」
ISSへ向かっている新しい「トイレ」は、「ユニバ―サル廃棄物管理システム(Universal Waste Management System:UWMS)」と呼ばれています。
既存のトイレと比べると、設置面積が少ないという特徴があります。設置面積が少なくすむということは、ISS内に新たなスペースを生み出すことが可能となり、ISSに搭乗する乗務員の人数を増やすことが可能になるかも知れません。
(Credit: NASA)
廃棄物からエネルギーと水を得る
今回の新しい「トイレ」は、ISS内で微小重力下でのアンモニア酸化のプロセスを調べることになっています。これは「電気化学的アンモニア除去システム」と呼ばれ、このシステムは月や火星での長期ミッションで革新的な水回収システムとして機能すると期待されています。
また、地球上の遠隔地や乾燥地域における、重要な飲料水確保の新しい提供方法になる可能性もあります。