【実写レビュー】気軽に超望遠の世界を「Nikon COOLPIX P950」
前回【機材レビュー】で取り上げた『35㎜換算2,000㎜の超望遠ズーム搭載』でデジタルカメラ「Nikon COOLPIX P950」ですが、富士山を被写体にそのズームの実力を見てきました。
P950のズームの範囲は35㎜換算で24㎜から2,000㎜と極めて範囲が広いのが特徴です。望遠側の「35㎜換算2,000㎜」につい目が行ってしまいますが、広角側も35㎜換算24㎜と、普通のデジタルカメラの中でも広い範囲が撮影できるのも特徴のひとつです。
それでは、富士山を広角からズームしていきながら撮影した画像をごらんください(画像は横幅1000pixelまで圧縮しています)
ここまでが、レンズを用いた「光学ズーム」の実写撮影結果です。
P950は、デジタルズームが4倍まで可能です。35㎜換算2,000×4倍デジタルズーム=35㎜換算8,000㎜の実写結果が下の画像になります。
電子ズームは、純粋にデジタルデータを「引き伸ばし」しているだけではなく、カメラ内で画像処理を行っていますので、PCで純粋に「引き伸ばし」をした画像よりは綺麗な結果が得られることが多いです。
また、電子ズームの場合、焦点距離(映る範囲)は伸びますが、F値(レンズの明るさ)は、元のままです。一般的に「光学的なズーム」は焦点距離が伸びるとF値は暗くなります。電子ズームは明るさが変わらずに映る範囲を拡大することができますので、余り毛嫌いせずに色々と試してみてはいかがでしょうか?