【宇宙ニュース】「Intuitive Machines」月着陸船「Nova-C」2月14日打上予定
アメリカの宇宙企業「Intuitive Machines」は、同社月着陸ミッション「Intuitive Machines-1」の月着陸船「Nova-C」を2月14日に打上げると発表しました。
公式サイト:ニュースリリース
今回の同社月着陸ミッション「Intuitive Machines-1」では、アメリカ航空宇宙局(NASA)の「商業月面輸送差サービス(Commercial Lunar Payload Services:CLPS)」として、NASAから委託された荷物(ペイロード)を月に運ぶことになっています。またNASA以外からも依頼を受けており、今回のミッションでは、主な下記ペイロードを月まで運ぶことになっています。
- 月表面撮影用ステレオカメラ(Stereo Cameras for Lunar Plume-Surface Studies:SCALPSS、ラングレー研究センター)
- 月表面光電子電波観測(Radio Observations of the Lunar Surface photoElectron sheath:ROLSES、ゴダード宇宙飛行センター)
- ドップラーライダー(Navigation Doppler Lidar for precise velocity and range sensing:NDL、ラングレー研究センター)
- レーザーリトロリフレクターアレイ(Laser Retro reflector Array:LRA、ゴダード宇宙飛行センター)
- ルナーノード1測位実証機(Lunar Node 1 navigation demonstrator:LN-1、マーシャル宇宙飛行センター)
Intuitive Machines-1:公式サイト
民間企業による月面着陸は、日本の「ispace」アメリカの「Astrobotic Technology」がそれぞれ挑戦しましたが、いずれも成功していません。今回のミッションが成功すると民間月面着陸は初となります。