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【イベント紹介】TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION(12/14~15)

【イベント紹介】TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION(12/14~15)

 国内外から注目される日本国内の宇宙スタートアップ企業を中心とした展示会が、東京・日本橋で2021年12月14日~15日に初開催されました。

出展企業

 国内外から注目される日本国内の宇宙スタートアップ企業を中心とした展示会が、東京・日本橋で初開催されました。約25社出展された企業の中から、少しだけご紹介したいと思います。

【TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION 2021】公式サイト

株式会社アクセルスペース

 超小型人工衛星の設計から製造、打ち上げまで一貫したサービスを提供できるのが「株式会社アクセルスペース」です。その中でも、今回は、自社保有の超小型人工衛星「GRUS」のデータを提供する新サービス「AxelGlobe」について展示されていました。
 地球の周りを複数期の超小型人工衛星で撮影することで、1日1回は必ず同じ場所を撮影し、顧客が必要とする画像を提供することができるそうです。

株式会社アストロスケール

 持続可能な宇宙開発を目指し、「スペースデブリ」除去を含む軌道上サービスを提供するのが、「株式会社アストロスケール」です。会場には「スペースデブリ」除去の実証実験衛星「ELSA-d」の模型が展示されていました。
 「ELSA-d」は、2021年8月に、世界で初めて模擬デブリの回収に成功した実証実験衛星です。今後は回転しているデブリの捕獲テストなどを行うことで、デブリ除去に必要な航法誘導技術、接近誘導技術、捕獲技術の実証を行うそうです。

株式会社ALE

 人工流れ星による宇宙エンターテインメント事業を目指しているのが「株式会社ALE」です。実はメイン事業は、宇宙における持続的な科学研究と発展を目指すことで、人工流れ星はその一環です。
 今回の展示会では、気候変動のメカニズム解析の為の計画と、スペースデブリ対策の為の機能実験モデルの展示を行っていました。

※会社名を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。(正しい表記は「株式会社ALE」です。)

大分県

 アメリカの小型人工衛星打ち上げ企業「Virgin Orbit」の日本運用空港となるのが、大分県の「大分空港」です。これを機に大分空港を「水平型宇宙港」として、人工衛星打ち上げビジネスを中心に、周辺ビジネスなどを大分県に展開する予定です。
 2022年以降に、実際に「Virgin Orbit」が保有する空中発射型ロケット「ランチャー・ワン」と、空中まで運ぶ大型航空機「コズミック・ガール」が大分空港から打ち上げを行う予定とのことです。