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【機材レビュー】ライブ配信の頼れる相棒「STRAM DECK 」

【機材レビュー】ライブ配信の頼れる相棒「STRAM DECK 」

ライブ配信されている方を助ける便利アイテム!

You Tube Liveにて「オンラインプラネタリウム」を毎週配信させて頂いておりますが、話をしながら配信画面の切替をマウスでカチカチするのは、老眼も迫ってきている私にはとても難しく感じる今日この頃。

何か最適な方法はないかと探した所、配信に特化した機能を割り当てられるキーボードがありました。実際に使用した感想を交えてご紹介します。

「STREAM DECK」とは

ライブ配信の強い味方STREAM DECKをレビュー
STREAM DECKは、elgato社から発売された製品で、アプリの起動・操作やウェブサイトの立ち上げなどの機能をキーに割り当てられるデバイスです。

キーの数は5×3列で15個ですが、機能を割り当てを「プロファイル」ごとに設定し、その「プロファイル」を切り替える機能を1つのボタンに持たせることで、15以上の機能を操ることが可能になります。

【elgato】STREAM DECK 公式サイト

基本仕様

・LCDキー:5×3=15個
・インターフェイス:USB2.0(ケーブル長:150㎝)
・サイズ:118x84x21mm
・重量:190g
・システム要件:Windows1064bit)/MacOS 10.13またはそれ以降

「STREAM DECK」の実機レビュー

「STREAM DECK」ケース同梱品

「STREAM DECK」が入っているケースはかなりしっかりしたケースで、上の蓋の裏側にもスポンジが貼ってある立派なケースに入っています。
ケースに入っているのは
 ・「STREAM DECK」本来
 ・角度調整機能付きスタンド
 ・Quick Start Guide
 ・注意事項
の4点になります。Quick Start Guide、注意事項ともに日本語の表記はありません。

「STREAM DECK」本体

本体には5x3=15個のLCDボタンが配置されています。
本体表面側は金属で本体裏側のケースはプラスチックになっています。
本体から出ているUSBケーブルは、直接出ている為、断線した場合交換することができません。その点は注意が必要です。

「STREAM DECK」の準備

「STREAM DECK」専用ソフトのダウンロードとインストール

「STREAM DECK」をPCに接続する前に、専用ソフトを用意する必要があります。
専用ソフトは下記のサイトからダウンロードできます。
ダウンロードできましたら、インストールすると、デスクトップに「Stream Deck」のアイコンが作成されます。

「STREAM DECK」のPCへの接続

「STREAM DECK」をPCに接続すると、「STREAM DECK」のLCDにelgato社のロゴが表示されます。
ロゴの表示されているボタンを押すと、Webブラウザが起動しelgato社の公式ホームページが表示されます。

「STREAM DECK」の設定

「STREAM DECK」専用ソフト

先ほどダウンロードした「STREAM DECK」専用ソフトを起動すると、このような画面になります。
左側の5x3のマスが本体側のLCDキーに該当します。
今はちょうど中央にelgato社のロゴが表示されていると思います。
ここをクリックすると、そのボタンの詳細機能が画面下側に表示され、詳細を設定することができます。

LCDキーの機能設定(Webページへのリンク)

初めから設定されている「elgato社の公式ホームページへのリンク」ボタンですが、
 ・タイトル:「Welcom」
 ・URL:「http://e.lga.to/Welcome-to-Stream-Deck」
と記載されていると思います。
ここで記載したタイトルが、LCDボタンに表示されます。

タイトルの右側にある下矢印を押すと、
 ・タイトルの表示位置:LCDの上段/中央/下段
 ・フォント:種類/サイズ/色/太文字/斜体/アンダーライン
の設定ができます。

対応ソフト・機能一覧

・Game Capture
・OBS Studio
・Stream Deck
・Streamlabs
・Streamlabs OBS
・Twitch
・XSplit
・YouTube
・サウンドボード
・システム
・Voicemod
・Control Center
・Twitch Studio

※2020年7月10日現在

専用ソフトでは、これらのソフト・機能について設定ができるようになっています。
対応しているソフトからも、この「STREAM DECK」が配信を強く意識したデバイスであることが分かります。

個人的には、この中の「サウンドボード」の機能に感動してしましました。(後程記載)

LCDキーに機能を割り振る

LCDキーに機能を割り振る(OBS機能)

「OBS」の機能を割り振るには、右側にある「OBS Studio」から割り振ることのできる機能を選び、割り振りたいLCDボタンの位置までドラッグするだけです。

「シーン」の選択をLCDボタンに割り振りたい場合は、「シーン」の機能を右側から左のLCDボタンの位置までドラッグして、そのあと、下の画面で「タイトル」を入力します。
ここに入力する「タイトル」と同じ「タイトル」の「シーン」を設定後は「STREAM DECK」のボタンで選択することが出来るようになります。

マウスでカチカチしなくても、ボタン一つで、「シーン」の切替ができるようになります。

LCDキーに機能を割り振る(サウンドボード)

再生したいオーディオファイルをボタン一つで再生できるようにできます。
右側の「サウンドボード」の「オーディオを再生」左のLCDボタンの位置までドラッグして、そのあと、下の画面で再生したいオーディオファイルを設定すれば、LCDボタンを押すだけで、オーディオファイルを再生することが出来ます。

さらにすごいのは、ここで以下の設定ができる点です
 ・アクション:再生/停止・再生/オーバーラップ・再生/再開・繰り返す/停止
 ・フェード無し/フェードイン/フェードアウト/フェードインアウト:フェードの時間設定
 ・音量:再生時音量設定
 ・出力:出力先設定

これだけ設定できれば、ライブ配信中のBGMの切替も、「STREAM DECK」だけで出来てしまいます!
しかも、ボタンを押した時の再生音量も設定できるので、同じ音量で再生できるのはとても助かります。
なにより再生/終了時のフェード設定ができるのが素晴らしいです。

ライブ配信には最適なアイテムの一つ!

購入する前は「OBS機能だけの為に購入するのは…」と思っていましたが、オーディオファイルの扱い方の幅の広さなど、工夫次第では様々な使い方のできるのが「STREAM DECK」だということがわかりました。

個人で、あるいは少人数でライブ配信をされている方や、屋外など複数のモニターを使えない時などに役に立つと思います。ものすごく高い機材ではないので、1台あっても損はしないと感じたアイテムでした。